Compositor: taku.k
こうさがまうはいとしの、さいはてでまえをみる
かすんでくめ、ちぎれたて、くさりを
とおかれたかんじょうはいをみた、よりるをかんた
よどみなくふでをはしらせた
かいをみた、いのりをみていた
いつしかふではするりとおちていた
うららかなつがいをみとどけ
かれにはてをさしのべたおろかなひともいたねすくえなかったこころは
むねをしめる
あまねくこころ、ふれるたび
わたしのこころにあかりがともり
かりはじめのゆめをおもいだすあわくて
やわくて、いたいよ、なんで
かけだすあしがとまらない
りょくもやくめも、すべてささげて
ただ、もういちどきじょとめぐりあうため
ふかしぎのときもこえてみせるよ
このみをあけはなしたそのひとみのぬくもりがやきつく
あおげばよるのそら
ひときはかがやくほしがあった
あるけばすながみつめいて
げんわくのさきにきゃらばんがみえた
つかのまのやすらぎをだいた
しじんはみちをひらいた
かなたにあかりをみつけた
かたいとびらにてをふれたようがみちていく
こごえたからだがわかった
ふれることはできないともしびの
さらさらした、ささやかなあたたかさを
つかみかけたてはすりぬけおちる
かわいたてはこころをすくいあげて
あいのかたちにつぎこむ
かすかなきざみのかおりかさねたのはあいしわがこしゃがれたこえでかのじょはつぶやく
ああ、ねがいがもしかなうなら
だいそれたゆめをみせて、といのるようにつめたいてをにぎりしめる
すみわたるめはうつした
あたたかなてをにぎりかえした
すりきれたこころはいえていたおかあさん
きじょへとおかえりをささぐ
わたしはきじょをゆるすよわたしはきじょとずっといたいよ
こぼれおちるただいまがただ、いとしいよ
ながくてながかったよるがとける
すなのせかいをあさがともす
そのあかりもいつかはきえる
それまでどうかふたりのあしたに
ゆめがありますように